クルクミンは糖尿病に効果あり?

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Posted on LIVESTRONG.COM on Jul 18, 2015 | By Brindusa Vanta
http://www.livestrong.com/article/372874-curcumin-for-diabetes/
ターメリックにはクルクミンが含まれています。 
Photo Credit Chorboon Chiranuparp/iStock/Getty Images

アメリカ糖尿病学会によると、糖尿病は一般的な代謝障害であり、2010年にこの診断を受けたアメリカ人は1.900万人になるそうです。血糖値が通常よりもはるかに高い状態のことが特徴として挙げられ、また消化系疾患、心臓、腎臓、眼精、神経器官に影響を与える合併症を併発する症状となっています。 

クルクミンはアーユルベーダ医師が使う天然サプリで、糖尿病に伴う消化系疾患や血糖値の改善に役立つとされていますが、サプリの効能を確証するには更なるリサーチが必要となるでしょう。糖尿病に悩んでいて、クルクミンの服用を考えているのであれば、まずはかかりつけ医に相談するべきでしょう。

兆候

ターメリックはショウガ科に属する多年草のハーブで、その有効成分であるクルクミンはアジア圏ではカレーパウダーやマスタードなどのスパイス、食品産業界では天然の着色料、または薬効成分のある粉末剤などと、幅広く使用されています。東洋医学では主に消化器系疾患に使用され、特に胸焼けや腹部の過剰ガス、下痢対策などに使用されています。糖尿病にはこのような症状がつきまとうので、代替医療提供者は糖尿病に伴う消化器系の症状と血糖値を改善させるためにクルクミンを使用します。

研究

コロンビア大学医療センターの研究チームによって行われた研究では、実験対象の動物をターメリックに触れさせておくと、血糖値の値やグルコースとインシュリンの耐性テストをに基づき、2型糖尿病になりにくいことが発見された。著者によると、クルクミンには抗炎症性および抗酸化性の性質があり、それによってインシュリンの耐性を高めることになった結果、2型糖尿病の予防になったということも確認された。この研究は「医療ニュース・トゥディ」2008年7月号に掲載された。

摂取量と安全性

クルクミンの1日の摂取量は上限8gまでであれば、一般的に安全で許容量であると考えられます。それより多くなると、胃腸系に副作用を引き起こすおそれがあります。クルクミンは妊娠中や授乳中の女性には使用すべきではありません。あるいは胆嚢に病気のある人や手術前の患者も避けるべきです。クルクミンは敏感な人にはアレルギー反応を引き起こすおそれもあります。このハーブは血液希釈効果のあるハーブや薬を服用している場合、それらに影響を及ぼすこともありえます。

考慮すべきこと

きちんとした資格を持った専門家に相談して、血糖値の改善になる適切なクルクミンの摂取量を決定してください。クルクミンの摂取に加えて、他の天然サプリや健康的な食事療法もおススメしてもらえるかもしれません。クルクミンを摂取し始めたら最初の月は自分自身を注意深く監視すること、なぜなら血糖値が下がりすぎてはいけないからです。クルクミンを抗糖尿病薬の代わりに使用すべきではないことを留意してください。クルクミンは糖尿病や他の病気の治療薬としてアメリカ食品医薬品局の認可を受けていません。

Original Article available at LIVESTRONG.COM 
http://www.livestrong.com/article/372874-curcumin-for-diabetes/