スポーツ飲料とエナジー飲料はネガティブ行動に関連

2014.6.2 EurekAlertより 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=44712&-lay=lay&-Find

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スポーツ飲料とエナジー飲料を毎週のように飲み続けている中高生は、他の加糖飲料の摂取や喫煙、スクリーンメディアの使用が有意に高いようだ、という米国ミネソタ大学とデューク大学からの研究報告。

研究チームは、思春期の学生がスポーツ飲料やエナジー飲料、その他の加糖飲料をどれくらい飲んでいるか、どうすればそれを減少さ せることができるか、という課題に取り組むために、EAT2010という人口ベースの疫学研究から、ミネアポリスの20の中学校と高等学校の生徒のデータ を収集、解析した。

参加者の平均年齢は14.4才で、男女は同数、81%が非ヒスパニック系白人以外の民族的出自をもっていた。

解析の結果、スポーツ飲料の摂取は、中程度から高強度の身体活動およびスポーツ参加に関連がみられたが、全体的なパターンとして、スポーツ飲料とエナジー飲料の摂取量と、不健康な行動パターンの間に明確な関連がみられたという。

「男 子の場合、スポーツ飲料の摂取が多い子は有意にテレビ視聴が長かった。週当たり1本以上のスポーツ飲料摂取者は、1本未満の摂取者に比べて、テレビ視聴が 週当たりで約1時間長かった」と筆頭研究者のニコル・ラーソン博士は語っている。「エナジー飲料の場合には、週当たり1本以上の摂取者は、1本未満の摂取 者に比べて、週当たり4時間もビデオゲームの時間が長いことがわかった。」

ちなみに米国小児科学会では、中高生のスポーツ飲料の摂取は激しい運動の後に限るように推奨しており、エナジー飲料の摂取には健康上のメリットがないため飲むこと自体を奨めていないという。

出典は『栄養教育行動雑誌』。

・LINK de DIETより抜粋 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=44712&-lay=lay&-Find