甘酒の健康効果

Last Updated: May 21, 2012 | By Sharon Perkins
http://www.livestrong.com/article/557273-the-health-benefits-of-amazake/

a3日本酒のように、甘酒はお米を原料にできていますが、アルコールは含まれていません。
写真: Jupiterimages/Photos.com/Getty Images

米とこうじを混ぜることで、日本酒を含めて、いくつかの伝統的な日本の商品を作ることができます。甘酒というノンアルコールの日本の飲み物も、同じ原料の組み合わせで作られる日本の主要食品です。甘酒は飲み物と同様に、プリンやパイのフィリング、その他のスィーツにも使用されます。市販の甘酒は砂糖が追加されているので、手作りしたものよりも甘みが強い傾向があります。甘酒から得られる健康効果は、原料の米の種類や追加される砂糖によって変わります。

消 化
甘酒は調理済みのお米と米にこうじ菌を混ぜたものを、暖かい場所で数時間培養してできる物質である麹を混ぜて作ります。甘酒のような発酵食品は消化不良の時に、腸によく効く効果があります。甘酒に含まれる酵素は、脂肪や複合炭水化物、タンパク質を分解し、体内で使えるようにしてくれます。

毒素に対する効果
2004年10月に発行された「ケミスフィア」という日本の研究雑誌によると、こうじ菌で醗酵させたお米は、塩化ビニルのような塩素のような毒素を体内から除去するのに役立ちます。この研究では、2年間に渡って、お米とこうじ菌を混ぜた物を摂取した日本人女性と摂取しなかった女性の塩化ビニルや他の毒素の血中濃度を比べました。お米とこうじ菌の混合物を摂取した女性は、そうでない女性よりも、より多くの毒素を除去することができました。これは検査対象が9人と言う小規模の研究であったが、お米と麹の混合物の効果を示しました。

玄米から作られた甘酒は白米の甘酒よりも、はるかに多くのビタミンやミネラルを含んでいます。玄米は米の外皮である糠や胚を取り除いていない状態なので、ビタミンB複合体、ナイアシン、チアミン、ビタミンE、食物繊維などを含んでいるのです。玄米は鉄分や亜鉛、カリウムやカルシウム、マンガン、マグネシウムなどの宝庫でもあります。

糖分のバリエーション
市販の甘酒は自家製のものよりも、はるかにバラエティに富んでいます。市販のものはよく麹の代わりに科学性の酵素が使われています。麹のように、これらの酵素は発酵を促すので、メーカーは甘い製品を作るような特定の酵素を選びます。炭水化物の摂取量を制限したいのであれば、市販の甘酒は糖分が多すぎるかもしれません。自家製の甘酒なら、加える麹の量を調整して甘さも調整することができます。麹の量が多いほど、甘くなるのです。甘酒には50%の単糖と50%の複合炭水化物が含まれていて、すばやく長持ちするエネルギー源になると、「癒しの和食」で著者のジョン・べレム氏は説明しています。

LIVESTRONG.COM:The Health Benefits of Amazake
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