若いうちから大豆を食べる女性は心臓病リスクが低い

2014.7.31 EurekAlertより 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=45455&-lay=lay&-Find

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大豆が豊富に含まれる食事は、女性の心臓を守ってくれるが、そのためにはタイミングが重要かもしれない、という米国ウエイクフォレスト大学バプテスト医療センターからの研究報告。

アジアの女性のように生涯にわたって大豆の摂取を続ければ、動脈硬化のリスクは低くなるが、北米大陸に移住したアジア人のように閉経後に西洋型の食事に切り替えた場合、ずっと西洋型の食事を続けてきた女性と同じくらい動脈硬化のリスクは高くなるようだという。また閉経後に大豆に切り替えた場合は、それまでの食事で動脈硬化がどれくらい進行しているかによって改善の度合いが異なっていた。

研究チームは、カニクイザルを対象とした動物実験で、外科的に閉経を起こす前と後の食事の影響を検討した。

閉経前のカニクイザルに、動物性たんぱく質もしくはイソフラボンの富んだ大豆たんぱく質のどちらか一方を含んだ食事を与えた後、卵巣除去手術によって外科的に閉経を起こした。

その後両群のサルをさらに2群に分けて、1)動物+動物、2)動物+大豆、3)大豆+大豆、4)大豆+動物のように手術後の食事を2種類にした合計4群とした。

34か月後、3)のサルのコレステロール値はずっと良好な値を示していた。2)の途中から大豆に切り替えたサルは、それによってコレステロール値が有意に改善した。しかし、動脈硬化がかなり進んでいたサルの場合は有意な改善はみられなかったという。

動脈硬化の進行から見た場合、やはり生涯にわたって大豆の摂取を続けるのがもっともリスクを低下させることが明らかになったが、動脈硬化の進行がそれほどでない時期に大豆に切り替えることでも有意な改善がみられることをこの研究は示しているという。

出典は『更年期』。 

LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=45455&-lay=lay&-Find