1日1個のアボカドで心臓医知らず

2015.1.14 EurekAlertより 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=47476&-lay=lay&-Find

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毎日の食事にアボカドを1個加えると、悪玉コレステロールが低下し、心臓病のリスクが低下するかもしれない。ペンシルバニア州立大学と南オーストラリア大学による研究。

アボカドは一価不飽和脂肪酸が豊富で、栄養たっぷりの食品であることは良く知られている。

ペニー・クリス-エサートン名誉教授は「アボカドが含まれない適度な脂肪が含まれる食事に比べ、毎日1個のアボカドを含めた適度な脂肪分が含まれるコレステロールを低下させる食事は、低密度リポタンパク質(LDL)を更に低下する効果があるため、CVDリスクに効果がある」と述べている。

研究チームは、コレステロールを下げるためにデザインされた3種類の食事(24%の脂肪が含まれる低脂肪食・34%の脂肪が含まれる2種類の適度な脂肪食)を検討した。中等度の脂肪食はほぼ同じ内容だが、1食はハースアボカドを毎日1個入れ、もう1食にはアボカド1個分に含まれる脂肪酸含有量に合わせ、オリーブ油等の高オレイン酸油を使用した。

本研究では、21-70才の45名の健康だが過体重の成人が、この3種類の食事のを5週間ずつ摂取した。それぞれの食事の間に2週間空け、血液サンプルは各研究期間の開始時と終了時に摂取した。それぞれの食事の順序は無作為に割り当てられた。

その結果、研究開始時の測定に比べ、どの食事でも悪玉コレステロールとして知られているLDL値と、総コレステロールが大幅に低下した。しかし、他の2種類の食事に比べ、アボカド食をとった参加者はLDLと総コレステロールの減少度が大きかった。

LDLは適度な脂肪食で8.3mg/dL・低脂肪食では7.4mg/dL減少したが、アボカド食は、13.5mg/dL減少した。

クリス-エサートン名誉教授は「本研究は介入研究だが、現実の世界ではこうした方法はありえず、概念実証調査にすぎない。アボカドや良い脂肪の摂取源となるような他の食品を含む健康的な食事を食べるようにする必要がある」と述べている。

殆どの米国人はワカモレ以外に、アボカドを利用して調理する方法を知らない。しかし、ワカモレは塩分とカロリーが高いコーンチップと一緒に食べられているのが普通だ。別の方法でアボカドを食べることを考え始める必要がある。例えば、サンドイッチにスライスしたアボカドを1枚か2枚入れたり、サラダにみじん切りにしたアボカドを加えるといいだろう」と述べている。

LINK de DIETより抜粋 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=47476&-lay=lay&-Find