食物繊維を摂取すると血圧低下につながるのか?

Released on LIVESTRONG.COM on 30 Oct, 2013 by Jody Braverman
http://www.livestrong.com/article/418769-can-fiber-lower-blood-pressure/

a4一日の始まりに温かいオートミールを一杯食べると血圧低下につながります。
写真:Jupiterimages/Stockbyte/Getty Images

食物繊維については多くの人が、体重管理に役立つということやコレステロール値を改善してくれるとまで。我々に不可欠な栄養素の、たくさんあるうちの一つなのです。もしもあなたが高血圧なら、お医者さんに新鮮な果物や野菜、全粒粉食材の摂取量を増やし、精製食品や食塩は減らすように言われるかもしれません。これはなぜかと言うと、食物繊維が豊富な食材をたくさん取り入れると健康的な食事となり、体全体の健康を促進してくれるからですが、研究によると、血圧を下げてくれる重要な役目があるとも分っています。

食物繊維の基本
食物繊維とは、体内で消化されない植物性食品の一部で、2通りの形状をしています。水溶性と不水溶性です。水溶性食物繊維とは消化液に触れると消化管内でかすかに変化し、ジェル上の物質になります。水溶性食物繊維は消化を緩やかにし、中にはコレステロール値を下げる働きのある種類もありますとメドラインプラスからの報告。しかしながら、不水溶性食物繊維は形状を保ちつつ、そのほとんどが便となり食べたものを消化管から押し出す働きがあります。

臨終研究
いくつかの有名な研究によると、食物繊維の摂取量が増えると血圧が下がることには深い関連性があるとしています。2004年に発刊された研究「高血圧ジャーナル」では、標準よりも血圧が高い被験者110人が対象となりました。被験者はそれぞれ1日に8gの水溶性食物繊維を12週間摂取すると、心臓の収縮期と拡張期両方の数値が全面的に低くなったことが分った。研究者たちは食物繊維が血圧に効果があったにちがいないとし、更なる研究をするべきだと結論付けた。「内科記録」で翌年に発行された実験のメタ解析では、食物繊維が血圧にもたらす効果に対する24の実験の論評を行い、全てにおいて実用的な結果が出たことが分った。

もう少し掘り下げてみよう
ジョン・ホプキンス・メディスンはアメリカ人の食事が食物繊維が豊富な全粒粉食材から、食物繊維が不足している加工食品へとシフトしていることが、糖尿病や心臓病などを含む生命を脅かす状態へと導いている大きな原因であると指摘している。ジョン・ほぷきんの研究者がある種の食物繊維-水溶性あるいは不水溶性-が血圧をより下げてくれるのかどうかを捜し求めたところ、不水溶性食物繊維の方が収縮性血圧を下げるのに効果的であるということをつきとめた。しかし拡張性血圧を下げることに対しては、どちらの種類も均等に効果的であった。何よりも重要なことには、研究者は精製された穀物を全粒粉におきかえることが血圧の低下につながると結論づけた。

必要なものを手に入れよう
ほとんどのアメリカ人は食事で十分な食物繊維を摂取できていない。実際、必要量の半分しか摂取できていないのだ。血圧を下げることを含めて、食物繊維の多く含んだ食事の利点をえるためには、女性なら毎日25グラム、男性なら38グラムの食物繊維を摂るようにすべきです。水溶性食物繊維を多く含んでいるものには、オーツ麦糠、大麦糠、ナッツ類や種子類、豆やレント豆、グリーンピースなどがある。不水溶性食物繊維を多く含むものは、小麦糠、野菜、全粒粉穀物がある。水溶性か不水溶性かというはっきりとしたおススメはないが、バラエティ豊かに食物繊維豊富な食材を食べていれば、必要な栄養素はしっかりと取れていることだろう。

LIVESTRONG.COM:  Can Fiber Lower Blood Pressure
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