カモミールティーは女性の死亡リスクを減らす

2015.6.8 EurekAlertより 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=49641&-lay=lay&-Find

65歳以上のメキシコ系米国人女性において、カモミールティーを飲むことは、総死亡20150614jリスクの減少に関連したという、米国テキサス大学医学分野からの研究報告。カモミールは、世界で、最も古く、最も広く使われていて、十分に裏付けされている薬用植物のひとつである。そして、様々なヒーリングにおいて推奨されてきた。現在でも、メキシコ人やメキシコ系米国人の間ではハーブ療法として広く使われている。

研究者らは、高齢のメキシコ系米国人において、死因におけるカモミールティの影響を7年間追跡した。研究者らは、テキサスを含む米国南西部諸州在住の65歳以上のメキシコ系米国人を対象としたコホートから集めた1,677人の男女のデータを分析した。

対象者の14%は、カモミールティを飲んでいた。カモミールティを摂取する女性は、摂取しない女性に比べて、人口統計学、健康状況、健康行動で調整した後でさえ、総死亡リスクが29%低いことが明らかになったという。男性ではこの関係は認められなかった。

「女 性のほうが男性よりカモミールティの利用頻度が高かった理由は明らかではない」とホーレイ准教授は語る。「この差異は、女性は、家族の健康を含む家庭の 日々の活動を管理するという、伝統的な性別役割によるのかもしれない。そして、ハーブのような民間療法をより頼りにすることも反映しているのかもしれな い。」

カモミール使用が、死亡率の減少にどのように関連するのかは、不明である。カモミールについての最近の研究は、高血糖、胃の調子が悪い、糖尿病合併症、不安障害における潜在的有益性を示している。

カモミールは、コレステロール低下性、抗酸化性、抗菌性、抗炎症性、抗血小板凝集性等の効果があるといわれている。死亡率減少の正確なメカニズムの解明は今後の研究課題であるという。
出典は『老年内科医』。 (論文要旨)      
   
         
・LINK de DIETより抜粋 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=49641&-lay=lay&-Find

 

「和風月名: 6月」

旧暦の6月は水無月と呼び、漢字で書くと「水無月」となります。
これはどう意味なのでしょう。

水無月

漢字を一つずつ読み解くと、水無月は「水が無い月」となります。ですが、実は「無」という言葉は、日本語の古典文法において名詞と名詞をつなげる助詞として働くので、水無月は「水の月」と解釈されます。

では、なぜ6月が水の月と呼ばれるようになったのでしょう。

20150603水無月の前月である皐月は田植えをする時期とお話しました。つまり、稲の植え付け(皐月)が終わり、田んぼに水を張る時期=水の月、水無月と呼んだのが由来とされています。

他にも田植えに関連した説で、田植えが大規模で骨折る作業であり、地域の住民みんなが協力して行うものであったことから、その作業が終わった頃、つまり皆の力が尽きた月、皆尽月=水無月と呼ばれるようになったとも言われています。

現代で使用している新暦カレンダーの6月のページに水無月と書かれているのを見ると、6月が梅雨時期だから水無月という表現が当然のように無意識に感じている人が多いと思います。しかしながら、当時の水無月は7月下旬から8月上旬のころを指していたように、旧暦と新暦にはズレがあるため、この説は現実味が薄く、梅雨だから水の月との発想は現代人のこぎつけと言えるでしょう。それよりも、当時の水無月の頃は、梅雨が終わった後の真夏の暑い時期であり、文字通り、水が枯れ上がって無い、「水の無い月」という解釈が正しいのかもしれません。

どちらが正解かどうかは別として、和風月名を読み解くだけでも、いかに日本人が自然と寄り添い、自然を肌で感じながら生活をし、その中で言葉を作り上げていたことがわかります。また、一つの言葉に対し、同音異義の言葉を用いることで当時の状況をこんなにも事細かに描写できる日本語は本当に奥深いと感じます。