2012年 5月のオープン以来、東京の新たな観光名所となった東京スカイツリータウン。日本人が今もっとも行きたい場所です。
東京スカイツリータウンは、高さ634mの電波塔、東京スカイツリーと商業施設およびオフィスで構成されています。このタワーは、これまで電波塔として機能してきた東京タワーよりも高いタワーが必要とされたために建てられたもので、東京タワーがパリのエッフェル塔に似た形をしている一方、こちらの塔はよりスレンダーで無駄のない形をしています。また、ライトアップも東京タワーのようにPOPな色ではなく、特殊な青や紫など、日本人からみると優雅な色づかいをしています。
コンセプトは、「ライジング・イースト」下町地域の再生と新しい街づくりを掲げています。
今日本ではなぜか、エコロジーが世界一進んでいた江戸時代(1600~1868年)がとても人気になりつつあります。江戸時代の半ば、江戸は世界一の人口100万人の都市でありながら、犯罪も世界一少なく、たった30人の役人が警察として働いていたと言いますが、本当?と思ってしまいますね。そしてそのころの、人びとの優しさ、活力、生活ぶりや江戸土産を今につたえているのが、現在スカイツリーのあるあたりなのです。
江戸の昔、武家が住む高台は「山の手」、町人が住む商工業地域は「下町」と呼ばれていました。日本橋、神田、浅草とともに、スカイツリーが立つこの地域も下町にあたります。 下町は今も昔も職人の町。
江戸の伝統を受け継ぐ職人の手仕事の数々を今に伝えるのが、このあたりの小さな家族経営の工場です。
東京・下町のお土産、しかも江戸時代からの歴史を感じさせるお土産を買いたいなら、ショッピングエリアの東京ソラマチがおすすめです。
東京ソラマチは、土産物はもちろん、飲食店、ファッション・雑貨、お惣菜・スイーツの店が軒を連ね、毎日大勢の買い物客でにぎわっています。
まずは4階、ジャパンスーベニアのフロアに行きましょう。
この階では各種雑貨、食品サンプル、コスメグッズなどの土産品が販売されていますが、 一番のおすすめは「まめぐい」の手ぬぐい。
ハンカチ大の小さな手ぬぐいは絵柄が豊富で、下町の風情を味わうことができます。
江戸時代の人はお祭りが大好きで、様々な模様入りの手ぬぐいがありましたが、その模様が粋(エッジーでかっこいい)だとすごく流行し、キッチンでもまた風呂に行く時も、仕事で男の人が腰につけて、汗を吹いたりするのにも重宝したものです。本来の手ぬぐいは頭にかぶる機能も兼ねていたので、大きさは70cm×40cmくらいです。
でも新品を使うのは、お祭りの日です。キリッと鉢巻にして、上半身裸で筋肉を見せ、神輿を担ぐ姿は、女性にセクシーさをアピールする絶好のチャンス。だから、ここはまっさらの新品を使うことが大事だったのです。
その手ぬぐいの結び方をくふうして、かっこよく見せられる男がモテたので、男の子はみんないろいろな紺色や茶色にそめられた長方形の手ぬぐいをどんな風にかぶるか、いつも工夫していたというのですから、面白いですね。
この店では、手ぬぐいと小さなお菓子を選んでレジに持って行くと、店員さんがお菓子を箱に入れ、手ぬぐいで美しく包んでくれます。ここで売っているのは、今説明した手ぬぐいの半分サイズですが、そのまま手渡しできる、キュートなお土産です。
また、この手ぬぐいとそれに合う額縁を手に入れ、あなたのお部屋を飾るのもおすすめです。海外の方なら、これをお土産にすれば、“it’s so cool!!” でしょう。
Reported by 菅原研究所 青池ゆかり、菅原明子