沖縄の野菜紹介 ①ハンダマ

2月も下旬に差し掛かり、日差しがどんどん強くなってきた沖縄です。 徐々に沖縄らしい季節になりつつありますが、季節の変わり目なので体調管理が難しいところ。そこで、これから少しずつ、沖縄特有の野菜や食材などを紹介していきたいと思います。第一弾として今日は「ハンダマ」をご紹介します!

ハンダマは中国から九州や沖縄にもたらされ、その栄養価から昔は薬草として人々に親しまれてきました。現在でも、注目すべき健康食材の一つです。

ハンダマには鉄分やマグネシウム、ビタミンAが抱負に含まれています。葉の裏側はポリフェノールの赤紫色素アントシアニンが含まれているため、とても鮮やかな紫色をしています。そのため、ハンダマは沖縄では昔から「血の薬」と言われて、血行不良や貧血、目の疲れや腫れに効くとされています。また、抗酸化作用もあるので、アンチエイジング効果も期待できます。

ハンダマは生でも火を通しても、どちらでも食べられます。生だと、シャキシャキと食感が良く、サラダにすると色合いもいいです。レストランのサラダバーなどでもよく見かけます。一方、火を通すとヌルヌルとした食感に変わります。お浸しや炒め物、天ぷらやお味噌汁など、バラエティ豊かに使い勝手のいい食材です。

ハンダマは、春から初夏にかけて、つまりこれからが旬なので、これからスーパーでもよく見かけるようになるでしょう。見かけたら、ぜひお試し下さい。

作・菅原研究所 田中友美