書き初め:新年の抱負

今年も日本各地で新春書初め大会が行われました。


[参考写真:AFPBB Newsより抜粋]
http://www.afpbb.com/articles/-/2781364?pid=6630330

書き初めとは、年が明けて初めて毛筆で書や絵を書く行事です。新年の抱負や目標、座右の銘やめでたい字を書いて、その年の指標とします。古くから、1月2日は仕事始めとされており、農家は畑づくりの準備をし、商い人は初荷を下していたことから、現代でもこの日に勉学や習い事などを始めると一年間うまくいくと伝えられています。

書道は小学生から学校で習うので、書き初めはよく冬休みの宿題として課されます。普段使い慣れている筆記用具とは違い、筆と墨で文字を書くことは容易ではありません。筆の動かし方、墨の量、紙への押しつけ具合など、練習を重ねなくてはいけませんが、言い換えれば、練習を重ねることで上達できます。ゆっくりと丁寧な動作のため、忍耐力や集中力を養うこともできます。書を書く間は心を無にして没頭することができるため、大人になっても続ける人も多くいます。中には大人になって初めて本格的な指導を受ける人もいるほどです。

新春書初め大会は家庭や学校、会社など内輪で行うものから、100人規模の地域大会から、日本武道館で行われる3000人規模の全国大会まで幅広く開催されます。
老若男女を問わず楽しめる新年の行事が、書き初めです。

さて、みなさんの新年の抱負はなんですか?