最近では日本よりニューヨークやカリフォルニアの方が玄米食で、一歩もニ歩も先を言っているのではないか??と思ってしまうところがあります。 健康嗜好で、健康によいものブームのせいでしょうか。 ニューヨークでは玄米を巻物に使ったロールずしが普通の安いスーパーで10種類近く出ているのに驚いてしまいます。日本ではまだそこまでスーパーでは見かけないので、玄米は世界的ブームなのでしょう。
さて白米と玄米の栄養に差があるとすれば、それは白米ではすでにそぎおとした胚芽部分の栄養が全部玄米にのこっているからです。 そのため、ビタミンb群、 カリウム、マグネシウム、リンが3倍多く、外のぬかの部分に含まれる脂質も3倍。それに便秘予防のセルロースやヘミセルロースなど、食物繊維が白米の4倍以上もふくまれてます。
癌になると玄米菜食を心がける人がぐっと増えますが、玄米や発芽玄米にはγーアミノ酪酸、、、ギャバと呼ばれる物質が多くふくまれ、これが多いと、脳内ホルモンができて、鬱になりにくいことも原因ではないかと、私は思います。さらに、糠に含まれる、βグルカンは普段腸からそれほど多くは吸収されませんが、少し吸収されると、それが刺激になって免疫細胞が増えるという効果が確認されていて、玄米からβグルカンをとりだしてサプリメントを作っているところもあるほどです。
しかし玄米は意外と吸収が悪いので、病気の時にはそれを粉末にして焙煎したものも販売されているので、それを試すのもよいかもしれません。 栄養素は数字で図表を見てすごいとおもうのは当たり前であうが、大事なのはきちんと吸収されているかどうかを知ることもだいじです。
それを調べるのは、血液検査の数字です。今では免疫力も含めて血液検査でわかるので、病気になったら、栄養状態、免疫力を調べるための検査は時々やってみるとよいでしょう。