秋の空

季節は秋になり、屋外で過ごしやすい時期になりました。風が涼しくなり、ふと気が付くと周りの自然の色が変わり始めているように感じませんか?木々の紅葉のように、はっきりとした違いではありませんが、空の色も秋らしくなってきていますよ。

夏の間、太平洋からの高気圧に覆われていた日本の空。秋になると風向きは一転し、大陸からの高気圧に覆われます。空気中に含まれる水蒸気の量が違うため、秋の空は透明度を増し、澄んで見えるのです。雲の形もまた、空気中の水蒸気の量や気流によって変化し、秋の空はいろんな表情を見せてくれます。


[写真:ウィキペディアより]
鳥の羽のような巻雲。


[写真:ウィキペディアより]
空一面に細かい雲がひろがるうろこ雲。


[写真:ウィキペディアより]
太陽の近くを通った雲に、日光の回折によってカラフルな色が現れる彩雲。
珍しい現象なので、見えることができたらラッキーなのだとか。

突き刺すような日差しから、一生懸命身を隠していた夏はもう終わり。
秋晴れの日は空を見上げてみませんか。