イギリスの日本食ブームについて

イギリスでは、今日本食がブームになっています。ロンドン市内へ行くと、あちこちに日本食レストラン(寿司レストラン)を目にすることができます。そんな、イギリスで、日本食が人気になったのは、日本食が健康食品として注目されていることも理由の一つとなっています。

イギリスの食事というのはワンプレートのものが多く、例えば「フィッシュアンドチップス」では、「魚」「チップス」「マッシュドビーンズ」などのように、主となる肉や魚、野菜、ポテトなどのように盛り付けられた食事をよく目にします。このようなワンプレートの食事は、一回の食事の量が多くなってしまうことから、イギリス料理は太るとも言われています。
目安としては、直径約27cmほどの皿に、長さ20cmほどの魚、フライドポテト、そしてマッシュドビーンズなどがたっぷりとのせられています。

一方日本食は、一品一品が違うお皿に盛り付けられていたり、寿司などのように少しずつ食べれるものが多いことから、いろいろなものをバランスよく食べることができるため、健康的な食事と言われているのです。寿司は、約500カロリーくらいに対して、フィッシュアンドチップスは、約1000カロリーとなっています。

また、イギリスで寿司が食べられるところは、レストランやテイクアウトなどがあります。
レストランで寿司を食べると、平均で£15 (約¥2,325)、テイクアウトでは£8 (約¥1,240)となっています。イギリスで庶民的な食事ができるパブと呼ばれるところでは、フィッシュアンドチップスが平均£8 (¥1240)くらいで食べることができます。そのため、日本食は比較的高いイメージがあるようです。

そのようなことから、イギリスでは日本食は健康食品として浸透していったようです。さらに最近では、カフェやスーパーなどでも手軽に寿司を買うことが出来るようになり、ますます健康的な日本食が定着しつつあります。