7,000本の桜が沖縄で満開


本部町、八重岳にて、満開の琉球寒緋桜の写真を撮る人々

沖縄県、2014年1月20日(毎日新聞)

沖縄県、本部町—約7,000本の桜の木が満開を迎え、亜熱帯地方の緑の山に彩りを加えています。
この桜の木は琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら)と言い、沖縄県本部町にある標高453mの八重岳は日本で一番早く開花する桜並木として有名です。琉球寒緋桜は花びらが濃いピンク色の台湾産の桜の一種で、沖縄をはじめ暖かい地域で広く分布しています。
一般的に本州でみられるソメイヨシノとは違って、琉球寒緋桜は高地の方から咲き始め、徐々に低地へと移っていきます。

(写真・記事、毎日新聞より抜粋)
http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20140128p2a00m0na011000c.html

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今年もまた桜の時期がやってきました。本州は厳しい寒波に覆われ、非常に寒い冬だったようですが、ここ沖縄はそれほど気温も下がらず、比較的過ごしやすい冬でした。

1月の中旬あたりから、晴天が続き、最低気温も15~6℃を下回ることがなくなり、最高気温は23℃まで上がるようになりました。例年通り、北部では桜の開花が始まり、週末にはさくら祭りが開催されるとあって、家族で出かけてきました。

先の新聞記事で紹介された八重岳と、今帰仁城跡、そして名護城跡の3つは「日本さくら名所100選」(日本さくらの会) http://www.sakuranokai.or.jp/information/
で紹介されていて、沖縄の桜の名所と言えます。八重岳には行ったことがあったので、今年は名護城跡へでかけることにしました。名護城跡は標高345mの高台にあり、頂上の展望台からは名護の街並みと綺麗な海が堪能できます。

展望台付近の桜はほぼ満開で、鮮やかな青空を背景に綺麗なピンクの花びらが映えていました。行きはシャトルバスを利用したのですが、せっかくなので、帰りは麓で行われているお祭り会場へ歩いて行くことにしました。山肌に沿って並んでいる桜の間を歩いているとすぐに、思っていたよりも遠いと分かりました。道中、桜の全くない、ジャングルのような森の中を通りぬけ、階段を上ったり下りたりを繰り返すと、アスレチック広場に到着。子供達が遊ぶ間、私たち夫婦はしばしの休憩。また吊り橋を渡ったりと自然散策をすることができました。

お祭り会場へは100段程の階段を下るのですが、あまり広くないため、流れを止めないためにも立ち止まることができず、せっかく左右に咲いている桜をゆっくりと鑑賞することはできませんでした。桜の木の合間に灯篭が置かれており、ライトアップした夜桜も綺麗だろうなと思います。

本当は夜桜鑑賞もするつもりで、午後の遅い時間に到着したのですが、散策が想定していたよりも距離があったこと、時間がかかったこともあり、体力は限界。祭り会場の屋台から立ち込めるいい匂いに引き寄せられ、桜鑑賞は終了してしまいました。
花より団子とはこういうことですね。

なかなか印象的だったようで、まだ幼い息子たちは、街中でぽつぽつ咲いている桜を見つけては立ち止まって見上げています。春はもうすぐそばまで来ています。