ミニトマト水耕栽培実験⑤ 冬の時期の成長

まずは写真を見てください。

前回の写真からおよそ一カ月が経った様子です。撮影時期は今年の1月上旬になります。前回の写真と角度が異なるので、成長度合いがわかりにくく申し訳ありません。この一カ月の間で大きな成長はほとんどありませんでした。室温も低い事もあり成長スピードは停滞しています。日当たりにも大きな差はありませんが、その中でも日当たりの良い場所にあるミニトマトは他と比べると伸びが大きいようです。ただ、全体的に茎は細く力強さが感じられません。支柱を頼りに上に伸びていますが、これから大きくなった時が心配です。もう少し茎が太くなってもらいたいものです。

これから成長していくと枝や葉が多くなってきます。ミニトマトを栽培する際には余分な枝や葉を取り除いてあげる事で栄養が全体に行き渡り、立派なミニトマトができあがります。今回の水耕栽培の実験では、手間のかからない栽培方法であることの確認も踏まえ、手間を省いていくこと、またその状態でミニトマトはどのように成長していくのかを確認したいことから極力余分な枝や葉を取り除くことを避けてきました。水耕栽培は土壌で育てるよりも栄養を効率よく摂取することができます。常に水と液肥が吸収できるように設置されているからです。そのため、枝や葉を取り除かなくても立派なミニトマトができるのではないかと予測していました。この段階では、全く枝や葉を取り除くという作業は行っていません。この後、成長していくにしたがって手を加えて所はあるのですが、それについては後の記事でお伝えいたします。

今回は秋に種を蒔き、冬を迎える時期に発芽、冬の中を最も勢いよく成長する時期にあたったこともあり、成長の速度は遅くなりました。これから冬を越すことができるミニトマトはどれだけあるのだろうかと心配になったのを覚えています。