紅葉の科学

写真は東京の紅葉です。まだ3割ぐらいですが、イチョウなみきはすでに黄色一色です。
最近では、科学で紅葉の訳を理解できるようになりました。葉っぱがみどりなのは、クロロフィルがたくさんあるから。そして秋になるとそのクロロフィルが分解。分解されなくて残ったカロチンが黄色、イチョウの葉の色、そしてもみじの真っ赤はアントシアニンの色。

でもこれらの色素はすでにわたしたちは、体に野菜なので摂ると、抗酸化力として、老化を抑えてくれる素晴らしいものという知識を持っています。そこで、ええええ!!!
葉っぱにも抗酸化力があったのですか?となる。 野生の葉っぱからサプリメントをつくるとこまでは考えてなかったけど?と思うかもしれません。 でも銀杏の葉エキスを聞いたことはあるでしょう。これは葉っぱに含まれるキサントフィルや、カロチンを濃縮したもので、すでに実用化されています。

そういえば、松の樹液のフラバンジェノールについて、聞いたことはありますか?これもカロチンが3個くっついた構造で、抗酸化力が注目されていて、サプリメントやら、化粧品に使われています。

季節の移ろいのなかで、何者も移り変わるのが常。いつまでも栄光の真ん中にいることはできない、、それに執着してはいけないよ、と日本人は自然から教わって来たのですが、それだけでなく、科学からも自然は素晴らしい抗酸化力の塊として、静かに佇んでいるのだと理解するこの頃です。