アロマセラピーとは。

近年ではアロマセラピーという言葉が世間一般にも広まってきました。香りのあるオイルを使って心身をリラックスさせることとして理解されていると思います。アロマセラピーで使用されるオイルは、大きく分けると2つあります。1つは、エッセンシャルオイルと呼ばれる花や葉、茎などから抽出された天然成分100%のオイルです。2つ目は、化学合成されたオイルです。これは、エッセンシャルオイルに化学的につくられたオイルを混ぜ合わせたものや天然の化学組成を人工的に作り出したオイルなどを言います。ここでは、エッセンシャルオイル(天然成分100%)以外のオイルと定めます。日本の雑貨屋などで売られているアロマオイルと呼ばれるものは、2つ目に分類されることがほとんどです。

一般的な知識として、アロマセラピーとはこのような香りのあるオイルを使用する事ですが、専門的にアロマセラピーを勉強されている方々の認識は少し異なります。それは、先ほどの1つ目に上げたエッセンシャルオイルを使用することがアロマセラピーと考えているからです。アロマセラピーという言葉は、フランスの科学者の造語になります。研究中に負った火傷に対してラベンダーのエッセンシャルオイルを使用した結果、火傷の傷の治りが早かったことからエッセンシャルオイルの研究が始まりました。エッセンシャルオイルが身体に与える影響についての研究が始まったのは、1900年代前半とまだ歴史は浅いものになります。しかし、エッセンシャルオイルの使用に関する歴史的背景は遠い昔にまで遡ることができるのです。そして、その使用方法の正しさが現在の研究によって証明されています。

一般的となったアロマセラピーですが、その活用方法は多岐にわたります。歴史の詰まったエッセンシャルオイルの活用方法を知ることで多くのメリットがあることは間違いありません。そして、その知識を得る事は楽しい事です。