閉経後はトマトを食べて乳がん予防。

2013.12.24 EurekAlertより
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=42813&-lay=lay&-Find

トマトを沢山含む食事は、血糖量や脂肪量を調整するホルモン、アディポネクチンの量を増やし、閉経後女性の乳がんを予防するのに役立つかもしれない、という米国オハイオ州立大学統括がん研究センターの研究チームによる報告。
閉経後の女性ではBMⅠが高くなるほど乳がんリスクも高まるといわれている。

アディポネクチンは、グルコース恒 常性および脂肪酸新陳代謝に関して重要な役割を果たすホルモンだ。アディポネクチンとがんの関係は明らかにはされていないが、最近のメタ分析の結果では、 ハイ・レベルのアディポネクチンが閉経後の女性の乳がんリスクを減少させるかもしれないといわれている。

研究チームはトマトと醤油を含む食事の影響を検討するため、70人の閉経後の女性に対し、クロスオーバー試験を行った。

10週間毎日少なくても25mgリコピンを含むトマト製品を摂取し、別の10週間毎日少なくても40グラムの大豆製品を摂取した。各試験とも開始の前は、2週間トマトと大豆の摂取は避けるものとした。

結果、トマト食期間終了後に被験者のアディポネクチンの値が平均9パーセント増加していることが分かった。また、体型別では非肥満者のほうがわずかではあるが効果が高かった。

また、大豆食はアディポネクチンのレベルの減少とかかわりがあった。

大豆を多く摂取するアジア女性のほうがアメリカ女性よりも乳がんが少ないのは、民族的な違いがあるのかもしれない。

「必 須栄養素、ビタミン、ミネラル、およびリコピンのようなファイトケミカルに富んでいる果物や野菜を食べることには多くの利点がある。推奨量の野菜や果物を 食べることは適正体重を維持し、乳がん予防にもつながるでしょう。」と、現在はルトガー大学准教授のアダナ・ルドナス博士は語っている。

・LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=42813&-lay=lay&-Find