大麦は糖尿病の予防に有効かも

2016.2.10 , EurekAlert より:
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=53060&-lay=lay&-Find

qq2

大麦をたくさん食べることで血糖値を低下できるかもしれない、というスウェーデンのルンド大学からの研究報告。

この秘密には、大麦に含まれる特殊な食物繊維が鍵となっているようだ。これが、人々の食欲や心血管疾患を予防しているのかもしれない。「短期間であっても、適切な食物繊維を選択することは、健康状態を改善した」とアン・ニルソン准教授は述べている。

研究は、健康である中年を対象とし、大麦粉を85%含むパンを1日3食(朝食、昼食、夕食)提供した。これを3日間行った。対象者への介入が終わった後、約11-14時間後に、糖尿病や心血管疾患のリスク要因となる検査値を調査した。

その結果、介入後14時間までに、参加者の血糖値やインスリン値が改善され、インスリン感受性が高まり、食欲が抑えられた。この効果は、大麦粉に含まれる特有の食物繊維が腸に達した時に、善玉菌を増やし、食欲や代謝に関わる重要なホルモンの分泌を促すためである。これが、慢性疾患となる糖尿病や心血管疾患の発症予防に働くようだ。

スウェーデンのヨーテボリ大学が行った先行研究でも同様に、大麦粉特有の食物繊維が、血糖値を改善し、腸内環境を改善するプレボテラ・コプリ(Prevotella copri)細菌を増加することを発見していた。

大麦粉特有の食物繊維の効果は、個人の腸内環境の状態に影響を受けるため、P.コプリが不足していると、効果は弱まる。しかし、大麦粉を食べる頻度や量を増やすと、その細菌は増加するという。研究者らは、他にも健康な血糖値を維持するために、全粒粉を使ったパンを選ぶ、大麦をスープに入れる等のアドバイスも示している。

 

出典は『英国栄養学雑誌』。 (論文要旨)

LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=53060&-lay=lay&-Find

 

人形の町

Posted on THE HINDU on February 21, 2016
http://www.thehindu.com/todays-paper/tp-national/town-of-dolls/article8262710.ece

qq1

埼玉県鴻巣市にある鴻巣駅前のショッピングセンターで7mの高さを誇るピラミッド型のひな壇が展示されています。日本全国から1830体以上の雛人形が寄付され、人形の町としての地域PRとして3月6日まで展示されます。――写真:AFP

* * * * * * * * * *

3月3日は女の子の節句で「ひなまつり」で、女の子の健康と幸せを願う日です。ひなまつりが世界中で人々を魅了させるような特別なイベントなのは、女の子が誕生した時に各家庭で用意される雛人形があるからでしょう。

典型的な雛人形とは、7段祭壇のそれぞれを特定のアイテムで装飾したものを指します。1段目にはお内裏様とお雛様、2段目に三人官女、3段目に五人囃子、それ以降には右大臣、左大臣、仕丁、家具や籠車、お花など、所定の位置に設置します。7段がフルセットとみなされていますが、最近では5段作りや3段作り、またはお内裏様とお雛様だけを飾った1段作りの物も主流になっています。

インドの地元新聞THE HINDUの記事でも取り上げられるほど、ひなまつりは国際的な認知度があると言えます。

遺伝子に合った減量プログラムの時代がもうそこに!

2016.1.4 , EurekAlert より:
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=52528&-lay=lay&-Find

a11

肥満の人々を救うための次の大きな進歩は、個人の遺伝子データを用いてカスタマイズされた食事や運動計画を立てることであろう、という米国テキサス大学からの研究報告。こうしたアプローチは「精密減量」と呼ばれているようだ。

『肥満学』誌に掲載された減量関連遺伝子の最新の報告には、専門家が現在知っている減量と体重増加に影響を及ぼす全ての因子が要約されている。これによって、遺伝子情報と非侵襲的にポータブル機器で収集したデータから簡単に個別化された減量指導ができるようになる日も遠くないだろうという。

「私は5年以内と考えている。人々が遺伝、行動その他洗練されたデータを用いて個別化された減量管理計画を立て始めるようになるのは」と主任研究者のモリー・ブレイ教授は語っている。

ブレイ教授によれば、患者は遺伝子配列決定のために唾液検体を採取し、それ以外の環境因子、食事、身体活動、ストレスなども自動化されたセンサーによって測定されるようになる。これらの情報をまとめて処理するコンピュータ・アルゴリズムが開発され、患者は自分の目指す体重を実現するための、その本人のベストの推奨法を教えられるようになる。

ゲノム配列決定技術のコストが劇的に低下しており、環境因子や行動をリアルタイムでモニターするポータブル機器も増えていることから、専門家であれば既に研究的にこれらを実施することが可能になっているという。現時点での課題は、これらのデータを分析するためのツールを開発することであるという。

「我々は短期の減量ならすでに人々を助けるいろいろな情報を知っている」とブレイ教授は言う。「だが長期の減量についてはそうでもない。我々は体重のリバウンド現象については、行動学的にも生物学的にもほとんど理解していない。」

複数の研究プロジェクトで、BMIの変動の半分は遺伝因子によるものであることが示唆されている。残りの半分は食事や身体活動を含めた環境因子である。そのため、個人がもつ遺伝因子の種類によっては、例えば運動による効果が出易い人と出難い人がいるといった場合が想定される。

「遺伝子が減量の成功の鍵を握っていると知ったら、だれも’そりゃ素敵だね、俺はただ運動したくないだけさ’とは言わないだろう」とブレイ教授は語っている。「彼らは’ああ、ありがとう。とうとう私が他の人よりもたくさん動かないと駄目なことを認識してくれる人が現れたんですね’と実際には言うだろう。そして、それから私が思うに、彼らはほんの少しその人々に感謝してやる気を高めるだろう。」

「我々は、食行動を突き動かすもの、脂肪細胞がどうやって形成されて、肥満によって代謝がどう変わるのかを理解する上で、大きな一歩を踏み出したところである」とブレイ教授は語っている。「このデータの恵みを生かした効果的な治療法をいよいよ生み出すときが来ている。」

 

出典は『肥満学』。 (論文要旨)   

LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=52528&-lay=lay&-Find

 

野菜をオリーブ油で炒めるのは、茹でるより健康的!?

2016.1.25 , EurekAlert より:
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=52812&-lay=lay&-Find

a11

地中海式ダイエットでよく使われるジャガイモ、カボチャ、トマト、ナスなどの野菜をエクストラバージンオリーブ油(EVOO)で炒めるとフェノール基が増加するようだ、というスペイン・グラナダ大学からの研究報告。

 

研究チームは、EVOOを用いた調理によって野菜の抗酸化活性とフェノール化合物が増加することを発見したという。これらはがん、糖尿病、加齢黄斑変性などの慢性変性性疾患の予防に有効だといわれている。

 

本研究の目的は、様々な調理法が地中海式ダイエットに用いられる野菜の抗酸化活性とフェノール化合物含量に与える影響を調べることであった。地中海式ダイエットはスペインでは一般的な食事であり、大量の野菜とEVOOを使うことが特徴のひとつである。これらはどちらも食事性フェノールの重要な供給源であり、これらの摂取が変性性疾患の予防に繋がっていると考えられるという。抗酸化物は食品の加工調理の過程で増えたり減ったりする。

 

研究チームは、120gのジャガイモ、カボチャ、トマト、ナスから種と皮を取り除き、種々の調理による変化を調べた。野菜は、EVOOで炒め、ソテーされるか、水で茹でるか、あるいはEVOOと水の混合液中で茹でられた。

 

調理後、水分、脂肪、乾燥重量、フェノール含量、抗酸化活性が測定された。これと平行して、研究チームは個々のフェノール化合物を高速液体クロマトグラフィーを用いて分析した。

 

その結果、EVOOでいためた野菜では、脂質含量が増加し、水分が低下したが、他の調理法ではこの現象は観察されなかった。

 

「生野菜のフェノール含量と比較した結果、調理法によって増えたり減ったりと異なる結果が得られた。油から熱移行によって野菜のフェノール含量は増加したが、水で茹でた場合にはそのような効果はみられなかった」と著者らのひとりは語っている。

 

この効果によって、生野菜には通常含まれない脂溶性の高いフェノール化合物がEVOOから野菜に移行したようだ。

 

「したがって、我々は野菜を炒めることは野菜のフェノール含量を最大限に増やすことを確認できた。ただし、油を吸収することによってエネルギー密度も上昇した」と著者らのひとりは語っている。

 

全ての調理法で、4種類の野菜の抗酸化活性は全て上昇したという。水で茹でても特に有意な減少は観察されなかったということである。

 

出典は『食品化学』。 (論文要旨)      

LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=52812&-lay=lay&-Find

成人の骨密度を8%アップする低重量高反復回数運動

2015.10.27, EurekAlertより 
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=51670&-lay=lay&-Find

w2

低重量で反復回数をたくさんとるような運動を行う事によって、成人の骨密度が有意に増加できるようだというペンシルヴェニア州立大学の研究者に夜研究。いわゆる『レス・ミルズ・ボディ・パンプ・プログラム』と呼ばれるフィットネスプログラムについての研究成果である。これまでの考えでは、骨に最適な刺激を送るためには高強度の運動が必要とされるという前提が存在した。被験者はボディ・パンププログラムで、脚、腰椎、脊椎の骨密度が最大8%増加したという。

低重量高反復回数のトレーニングは高齢者で座りがちな人々の骨密度維持と改善に有益かも知れない,という一つ目の報告と、閉経後女性優れているのは、ある低骨密度女性が低重量高反復回数のトレーニングによって利益をうる可能性があるという発見の二つが報告されている。

これらの知見は、これまで考えられて来たような、骨密度の増進の為には高重量低回数の刺激が理想的であるという前提を覆すものである、と研究者は指摘する。低重量高反復回数はどのような人でも行う事ができる簡単な運動であり、骨が脆弱になるリスクのある層に対して骨粗しょう症リスクを低下させるのに役立つ可能性があるのだ。

最初の発見については20人の非トレーニング熟練者の成人を対象に検討した。ここで言う非熟練者とは、過去6ヶ月間にわたって週当たりの運動を30分未満しか行っていないものを指している。これら被験者は27週間のグループエクササイズプログラムに参加した。被験者は全身のウェイト・トレーニング・ワークアウト群と、体幹部及びエアロビックトレーニングを中心としたプログラム群に大きく二分して割り当てられた。ウェイト群は週当たり2~3回のボディパンププログラムを実行した。このプログラムでは、低重量高反復回数のレジスタンストレーニングであり、軽量化されたバーベルのバーと自己選択での付加分ウェイトを装着して行う事ができる、一種のサーキットトレーニングプログラムである。

結果、以下のことが明らかとなった。

・ウェイト群では脚部において8%の骨密度増加が見られ、腰椎で7%、脊椎で4%の骨密度増加が見られた。一方で、体幹プログラム群では骨密度の有意な増加は見られなかった。

・閉経後女性と骨粗しょう症患者では有意に骨密度が増加し、最大29%の増加が見られた。

・スクワットエクササイズと腰椎の骨密度の間に相関性が見られ、この関係性はこの様式の運動を行う事によって大腿骨頚部骨折を効果的に抑制できる可能性が期待できるものであるということができる。

 

本研究には、2人の骨粗しょう症患者と3人の閉経後女性が被験者となって参加していた。双方とも骨密度がそれ以外のグループに比べて大幅に増加している。また、ウェイト群では体幹群に比べて25%骨密度の増加が亢進したほか、脚部の骨密度の増加は腰椎の骨密度増加と強く相関している事も分かったのだ。

全米骨粗しょう症協会が発表したところによれば、2020年までにおよそ1,400万人の50歳以上の人々が骨粗しょう症になる恐れがあり、さらにもう4,700万人の人が骨密度低下を経験すると推定されている。40歳以降、骨密度は加速度的に低下することが知られていて、そのためその年代に至る前に骨量のピークを持っていき、そしてそれを維持する事が、後年の骨密度低下を予防する為には決定的に重要なのだ。

骨粗しょう症のある高齢者においてもっとも一般的かつ致命的な骨折部位は大腿骨頸部である。研究者によれば、転倒関連の死亡の大多数は大腿骨頸部に関わる症状によって起こっている事が報告されていて、ケガをしたその1年以内に大腿骨頸部骨折の患者が死亡に至るリスクは5人に1人であるというのだ。脚部及び腰椎の骨密度を健康的に保つことは寝たきりになってしまうような生活の変更をともなう骨折を予防する役に立つことが期待できる。また、低重量高反復回数の運動は全身の筋力を増進していく上でも有益な運動であるのだ。

高重量をリフティングすることで骨密度が増進する事はこれまでも確認されてきているものの、多くの高齢者や身体活動習慣のない成人にとっては安全に高重量をリフティングする活動に参加するにはハードルが高い。ボディ・パンプ・プログラムが優れているのは、高反復回数のコリオ(振り付け)を自在に作っていくことができること、またインストラクターによって漸進的なプログラムを構築可能であることで、これらによってどのような体力を持ったものであったも筋力や骨密度の増加を期待して運動することができることである、とその利点についてレス・ミルズ・プログラムの関係者が語っている。

 

出典は『スポーツ医学身体フィットネス雑誌』。 (論文要旨)

LINK de DIETより抜粋
http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=51670&-lay=lay&-Find

 

ノパル(食用サボテン)の健康効果

Posted on Organic Facts
https://www.organicfacts.net/health-benefits/vegetable/nopales.html

先日、海外で暮らしている日本人の生活を紹介しているテレビ番組の中で、食べるサボテンを紹介していました。食べるサボテン!?と思いながらネット検索してみると、食用サボテンって結構あるのですね。驚くことに栄養豊富のようです。

w1

ノパル(食用サボテン)はものすごく健康にいいサボテンの一種で、幅広い健康効果をもたらしてくれます。例えば、ダイエット、ガン予防、美肌効果、心臓疾患予防、消化活動の促進と整腸作用、免疫力の向上、新陳代謝の活発化、骨の強化、不眠症解消、体内炎症の抑制など、諸々に働きかけてくれます。

 

ノパルは野菜の一種で、未熟のウチワサボテンの柔らかい葉の部分です。この野菜はとても有益で、色は緑か紫、サイズは人の手のひらと同じくらいです。インゲンとピーマンの中間ほどの堅さをしています。卵焼きやステーキの付け合せによく使われています。原産はメキシコと中央アメリカで、その地域の食事では新鮮なノパルが一般的に使われています。メキシコでは生の状態で手に入れられますが、缶詰やピクルスに加工された輸出品は主にアメリカ合衆国の南西部やテキサスでも手に入れることができます。

 

ノパルの栄養価
ノパルから得られる栄養価はその栄養素とビタミン含有量が基になっていて、その中には、リボフラビン、ビタミンB6、銅、鉄分、食物繊維、ビタミンA、C、K、カルシウム、カリウム、マグネシウム、そしてマグネーゼなどがあります。また、フィトケミカルのような特定の有機化合物や多糖類などの重要な供給源でもあり、そのおかげで食用サボテンの健康増進につながる効力を高めています。

 

ノパルの健康効果
消化機能:ノパルはサボテンの一種です。なので、とても繊維質で非常に多くの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化作用には不可欠なもので、腸内運動を大幅に増やし、消化管の滑らかな筋肉の間を通過しやすくします。また、腸のぜん動運動を促し、お通じを良くして、下痢や便秘の症状を緩和してくれます。更に、体内に必要以上の食物繊維があると、コレステロールを積極的に減らすことができ、それによって心臓の健康を守ってくれるのです。

 

減量:様々な要素があるノパルは減量にも役立ちます。まず、食物繊維は満腹感を与え、胃で産生される成長ホルモン分泌促進ホルモンであるグレリンが発生するのを抑制してくれます。そのため、食べすぎを抑制してくれます。次に、この野菜は飽和脂肪とコレステロールの含有量が低いのですが、代謝力がたっぷりと詰まっています。なので体重を増やすことなく身体活動を高レベルで行うことができるのです。またビタミンB6群やチアミン、リボフラビンがあるので新陳代謝機能が素早く働き、脂肪燃焼を最大にして食べ物をエネルギーに変えることができます。

 

ガン予防:ノパルには様々なフィトケミカル、フラボノイド混合物、ビタミンC、その他の抗酸化物質が含まれていて、それらは免疫システム全体に非常に有益となります。特に様々な種類のガンに対して効果を発揮します。抗酸化物質は有益な混合物で体内のフリーラジカルを見つけ出しては、それらが健康なDNA細胞をガン細胞に変異させる前に消してしまうのです。フリーラジカルは細胞代謝の危険な副産物で、体内に蓄積し、ガンも含めて様々な健康問題を引き起こすおそれがあります。ノパルに含まれるビタミンAとフラボノイドは皮膚ガン、肺がん、口腔ガンの抑制にも関係しています。

 

代謝活動:健康面において、ノパルが持つ重要な一面にミネラルとビタミンの含有量があります。ノパルはチアミン、リボフラビン、ナイアシン、ビタミンB6を含み、それらは全て体中の細胞代謝および酵素が正常で規則正しく機能するために不可欠な構成要素となります。もしも内臓の器官システムやホルモンバランスが最大限に活用されていれば、体は非常に効率的に動き、減量の度合いも増え、健康な筋肉増量を促し、内臓の正常維持や回復力を高め、体の調子を全体的に整います。

 

骨の強化:このパワフルなサボテンの葉に含まれるミネラル成分には、適度な量のカルシウムが含まれています。カルシウムは強靭な骨を作り、骨が損傷したら修復形成するのに不可欠な成分です。

 

睡眠向上:この植物にはマグネシウムが含まれています。それは不眠症や慢性不安症、不穏状態に悩んでいる人にとっては眠気を誘うのに役立つミネラルなのです。体内のセロトニンの放出を誘発し、結果としてメラトニンの量を増やしてくれます。また多少の鎮静作用もあり、神経機能を下げて体を落ち着かせ、寝入りやすくしてくれます。

 

炎症:サボテンのトゲトゲした葉っぱから抽出した絞り汁には、リウマチや切り傷、関節痛や筋肉痛などにまつわる症状など、体のあらゆる部分に効果がある抗炎症作用があることが分かっています。絞り汁を対象部分に局所塗布してみてください。果肉をそのまま局部にあてても効果を期待できます。

 

健康な肌:ノパルのフィトケミカルや抗酸化物質の特性はシワや老班などの老化症状に対する優れた防護機能となります。細胞代謝のあとに残るフリーラジカルは肌に深刻な影響を及ぼしますが、ノパルを食べることで健康的で若く、生き生きとした肌を保てます。

 

糖尿病:トゲトゲしたサボテンの葉から抽出した液体は、体内のぶどう糖の値を効果的に規制してくれます。2型糖尿病を患っている方にとっては、ノパルを食べるとぶどう糖の値を一気に下げてくれるので、糖尿病の管理がしやすくなります。 

 

胃潰瘍:胃潰瘍の治療薬としてのノパルの昔ながらの用途に注目してみると最近の研究ではその効果が立証されています。どうやらノパルの粘液と繊維性物質は胃潰瘍の生成やアルコールの過剰摂取が原因で進行した胃潰瘍を抑制してくれるので、定期的に苦しい思いをしている人にとっては、有効成分を持つこの野菜をいつものの食事に取り入れることで生活の質を上げることができます。

 

いくつか注意すべきこと:ノパルには血糖値を調整したり影響を及ぼす力があるので、時折、低血糖になってしまうおそれもあります。またぶどう糖や血糖栄養値のコントロールが困難になるので、手術前に過剰に摂取すべきではありません。このような懸念事項を除いては、ノパルは美味しくて、とても栄養満点なので日ごろの食事に取り入れるべきです。

 

日本ではあまり馴染みのない食用サボテンですが、メキシコ料理が普及している地域には、ノパルを栽培している農家もあるようです。オンラインショップでも手に入るようです。

記事引用先(英語のみ)Organic Facts
https://www.organicfacts.net/health-benefits/vegetable/nopales.html

 

1月11日は鏡開きの日

a2

お正月を象徴するものの一つに鏡餅があります。鏡餅というのは、平たい円形をした大小の白餅に装飾をつけて床の間や神棚にお供えするものです。大小2つの餅が重ね合っている様は福徳を重ねるとして、とても縁起がよいものです。鏡餅の丸い形は人の魂、心臓を表し、またその呼び名は古代の鏡が円形だったことに由来しています。新しい一年の幕開けであるお正月に、神様は全ての生物に新たな生命を与えると信じられており、そのエネルギーを託すのが人の魂を象徴する鏡餅とされています。鏡餅に込められた神様からの新年のエネルギーをそれぞれに取り込む、つまり、お供えしていた餅をいただく日が鏡開きなのです。 

鏡開きの日は地方によって様々ですが、一般的には1月11日に行われます。神様からの大事なエネルギーが込められているので、包丁などで切り分けるのではなく、硬いもので叩いて割り、食べやすいサイズにしてから調理にしようするのが、正しい習慣とされています。いびつな形に割れてしまっても、お雑煮やお汁粉にしたり、そのまま焼餅にして、美味しくいただけます。昔ながらの風習が少しずつ薄れていく近年ですが、鏡餅はまだまだ幅広く浸透しているのではないでしょうか。豪勢なお節料理を用意しなくても、部屋の目に付く場所に小さな鏡餅を飾るだけでお正月気分が味わえます。

2016年、活気に満ちた一年となるよう願いを込めて、鏡餅をありがたくいただきましょう。

クルクミンは糖尿病に効果あり?

a1

Posted on LIVESTRONG.COM on Jul 18, 2015 | By Brindusa Vanta
http://www.livestrong.com/article/372874-curcumin-for-diabetes/
ターメリックにはクルクミンが含まれています。 
Photo Credit Chorboon Chiranuparp/iStock/Getty Images

アメリカ糖尿病学会によると、糖尿病は一般的な代謝障害であり、2010年にこの診断を受けたアメリカ人は1.900万人になるそうです。血糖値が通常よりもはるかに高い状態のことが特徴として挙げられ、また消化系疾患、心臓、腎臓、眼精、神経器官に影響を与える合併症を併発する症状となっています。 

クルクミンはアーユルベーダ医師が使う天然サプリで、糖尿病に伴う消化系疾患や血糖値の改善に役立つとされていますが、サプリの効能を確証するには更なるリサーチが必要となるでしょう。糖尿病に悩んでいて、クルクミンの服用を考えているのであれば、まずはかかりつけ医に相談するべきでしょう。

兆候

ターメリックはショウガ科に属する多年草のハーブで、その有効成分であるクルクミンはアジア圏ではカレーパウダーやマスタードなどのスパイス、食品産業界では天然の着色料、または薬効成分のある粉末剤などと、幅広く使用されています。東洋医学では主に消化器系疾患に使用され、特に胸焼けや腹部の過剰ガス、下痢対策などに使用されています。糖尿病にはこのような症状がつきまとうので、代替医療提供者は糖尿病に伴う消化器系の症状と血糖値を改善させるためにクルクミンを使用します。

研究

コロンビア大学医療センターの研究チームによって行われた研究では、実験対象の動物をターメリックに触れさせておくと、血糖値の値やグルコースとインシュリンの耐性テストをに基づき、2型糖尿病になりにくいことが発見された。著者によると、クルクミンには抗炎症性および抗酸化性の性質があり、それによってインシュリンの耐性を高めることになった結果、2型糖尿病の予防になったということも確認された。この研究は「医療ニュース・トゥディ」2008年7月号に掲載された。

摂取量と安全性

クルクミンの1日の摂取量は上限8gまでであれば、一般的に安全で許容量であると考えられます。それより多くなると、胃腸系に副作用を引き起こすおそれがあります。クルクミンは妊娠中や授乳中の女性には使用すべきではありません。あるいは胆嚢に病気のある人や手術前の患者も避けるべきです。クルクミンは敏感な人にはアレルギー反応を引き起こすおそれもあります。このハーブは血液希釈効果のあるハーブや薬を服用している場合、それらに影響を及ぼすこともありえます。

考慮すべきこと

きちんとした資格を持った専門家に相談して、血糖値の改善になる適切なクルクミンの摂取量を決定してください。クルクミンの摂取に加えて、他の天然サプリや健康的な食事療法もおススメしてもらえるかもしれません。クルクミンを摂取し始めたら最初の月は自分自身を注意深く監視すること、なぜなら血糖値が下がりすぎてはいけないからです。クルクミンを抗糖尿病薬の代わりに使用すべきではないことを留意してください。クルクミンは糖尿病や他の病気の治療薬としてアメリカ食品医薬品局の認可を受けていません。

Original Article available at LIVESTRONG.COM 
http://www.livestrong.com/article/372874-curcumin-for-diabetes/