外ヅラと内ヅラ?二面性を持って生きているひと、いませんか?~その②

これだって大変なことです。だからいつもストレスでアドレナリンや、ノルアドレナリンを出して仕事をしているのです。私の友人の一人に、テレビのアニメをストーリーからCG、音入れまで全部やっていて、寝る暇も一日2、3時間しかない日々を何ヶ月も過ごしている人がいます。「それじゃあ、メタボと心臓病発作で40代で死んでしまうよ」といつも警告するけど、彼は砂糖とミルクの入ったコーヒーを体に入れながら、ついでにタバコも吸いながら仕事をしています。アドレナリンと低血糖という、1番悪いサンプルの一つが友人にも見られるのです。

簡単に血糖値をMAXに上げてくれる砂糖入りのカフェラテは、仕事スタートのサインです。しかし、4時間もして食事時になると、ネットで95パーセントの人が面白いとほめてくれても、わざわざ批判している記事を自分から読んでは落ち込んでいるとか。その彼の奥さんの話によると、食事中もしっかり食べないそうです。

高血糖の1・2時間後は低血糖。そして、ふたたび血糖値を上げるためにまたコーヒー。 それでまた血糖値がグググ、と下がると、うつの状態になっていくので、普段の平常心であれば気にしない記事でも、読んで落ち込むという悪循環です。 ちょっと前にコーヒーを飲んでいればどんなに食事を栄養バランス良く作って用意しても、タイミングが高血糖なので、ほとんどしゃべっているだけで食べないそうです。

高血糖、低血糖、そして、時々は副腎髄質ホルモンのアドレナリンを出してまた血糖値を上げるの繰り返しですから、糖尿病になる可能性も高いといつも注意しています。それにアドレナリンが出ると、攻撃的になるのですが、性格的に外の人にはいつも優しく、笑顔の彼、その分我慢してストレスを貯めているので、返って身近な家族とやりあうことになってしまったりするらしい。奥さんには、「コーヒー、タバコは酸化剤だし、血液が酸化すると、流れが悪く、大脳に行く酸素も不足して、ますます交感神経が緊張してアドレナリンが出やすくなる。交感神経ばかりで緊張すると、便秘で返って身体中炎症して、盲腸になることもあるから、しっかり野菜、野菜ジュースやビタミンC、Eを補って飲むように」とアドバイスしています。

ヨガ、太極拳など東洋のエクササイズの動作が、普段の欧米型のエクササイズと違うのは、東洋型の方が、交感神経と副交感神経のバランスを取るのに効果的だという点です。これら東洋型エクササイズは、副交感神経にかたよって、「もうダメだ、自信もないし起きられない」という人の交感神経を刺激してバランスを取り戻させる一方、大多数の働き蜂に見られる、ストレス過剰に加えてカフェインたっぷりのエネルギードリンクなどを要れ、交感神経過剰で攻撃性ばかり強くなってしまっている人には、副交感神経を刺激し、眠れる、冷静になれるようにする働きがあります。

欧米型の、筋肉を増やし、最大酸素摂取量を増やすワークアウトは、どちらかというと、交感神経過剰の方向に引っ張っていくので、肥らずキビキビ動けるようになる。だけど……アドレナリンですぎてない?外ヅラいいけど、本当に自分の正体を出せるところでは、いい人じゃなくて、言ってはいけない言葉の暴力を家族にぶつけてないか??ちょっと反省して見る必要もありそうです。そういえば、米国における銃がらみの殺人事件の大多数は家族内で起きていると聞いたことがあります。

典拠:米国司法省司法統計局“Homicide Trends in the United States, 1980-2008” http://bjs.ojp.usdoj.gov/content/pub/pdf/htus8008.pdf 

外ヅラと内ヅラ?二面性を持って生きているひと、いませんか?~その①

米国でプロザックという薬が出た頃は、すごく喜ばれて、一時はパンクな歌まで流行っていました。今では日本でもうつ病の患者が増えていて、テレビの宣伝でも、「うつは心の風邪です。そんな時にはお気軽に専門医に相談しましょう!」というCMをよく見かけます。

先日大きなオフィスビルの中で開業している歯医者に行ったら、そのうつ病のCMの話題になりました。 その40代の女医さんは、「心の風邪という言葉で、すぐに治せるからおいでという誘いに乗っている人が多いようだけど、あれは大変な問題だと思う」とちょっと顔をしかめていいました。

「なぜ」 と私が聞き返すと、「歯の治療でずっとここに通って来ているサラリーマンの人が、うつの薬を軽いのから飲み始めるでしょ。 はじめは普通なんだけど、年を経るごとに段々と言葉も態度もおかしくなってしまって、簡単に風邪みたいに治るどころか、最後には会社にも来られなくなって、休職、退職してしまう。オフィスビルで治療にあたっていると、そういう人がもう何人もいるわ。こちらも、クライエントが減ってしまって困りものよ」と彼女。

そうなんだと、考えさせられる問題です。 ところで、現代では派遣社員の人はいつもずっと働き続けられるわけではないと、仕事がない時に備え貯金を崩さないように心掛けていますが、一方正社員の人は、いつこの会社が傾いてリストラに遭うか、威張れる会社でスター街道をまっしぐらの人も、年をとって、別会社に出向を言い渡され、給料もいきなり2/3ぐらいに減らされる、という、年長者に対する厳しい現実を横目で見ていて、すごく大変、社内の競争に負けられない……と、いつもストレスにさらされています。

陸軍と海軍のビタミンB1戦争

日本人でも今ではあまり知っている人は少なくなってますが、 明治時代 日本は、欧米諸国の領土拡大主義を真似して、資源の少なさを満州 の領土などを取りたいとの野心もあり、その時ロシアと戦うことにまりました。 乃木希典 将軍はロシアの大群をその正面から、アタックしようとしました。日本海海戦間際まで何と多くの人命が、正面攻撃という人海戦術でうしなわれたことか。乃木希典将軍よりも上の立場の児玉源太郎がこの陸軍を説得し切って、ロシア軍を山の上から攻撃出来る拠点、203高地を攻撃する作戦に変更させるまで死者がふえつづけました。

その中で合計10万人の軍人が死んだと歴史書に書かれてますが、そのうち約1/3の2万7000人の陸軍の軍人が別の理由で死んで行きました。それは間違った食事です。

その時の対立、、海軍の考えと陸軍の対立は戦争の戦略の対立だけでなく、軍人に食べさせる食事の考えの対立でもありました。 陸軍は美味しい白米をたべさせ、脚気で死者を大量発生させたのに対し、海軍の高木兼寛(カネヒロ)が麦ご飯をたべれば、脚気にならないと主張し、海軍では脚気の死者が麦ご飯で解消しました。日本では文学者で有名な森鴎外が、その時の陸軍の医者としてトップだったので、その海軍の意見をききませんでした。彼はドイツに留学していて、病原菌の権威コッホが主流を占めていた医学の勉強をしていたので、脚気は病原菌のせいだと信じていたのです。 そのために麦ご飯を主食にすることに最後まで反対しつづけたのです。

さて現代人の中に脚気はないでしょうか? それが実際には現代の隠れた主流の病気でもあります。玄米、10穀米、そして全粒シリアル、全粒粉パンをしっかり食べるような、レベルの高い栄養情報に触れ、それを実践している中流以上の人(特にはヨーロッパ、アメリカ)の人と日本人では、きちんとおかずの多い食事や、玄米を食べる人では、かっけはおこりません。

カップ麺、ファーストフード、 清涼飲料水、アルコールを取る人はビタミンB1だけでなく、ビタミンB群不足になり、その結果苛立つ、集中力たもてない、すぐにだるくなる。姿勢もわるくて、運動大嫌い。 勿論ビタミンB1だけ でなく、bグループ不足だと、勉強もできなくなるし、会社でも仕事できません。それで社会全体ではすごく活力なく、だるい、暗い人が増え、マジ切れを起こす人もdふえていきます。あなたの住んでいる街、かぞく、そしてあなたはビタミンB1不足ではありませんか?脚気は古い病気だと思われがちですが、実は現代人の大きな問題です。

経済格差が広がる中で新たな脚気になる格差ができているともいえます。アメリカ、ヨーロッパではチップを払って食事をし、運動し、野菜をしっかり、玄米大好きグループでは脚気なし。低所得者階層では、肥満と脚気がダブルで蔓延しているのではないでしょうか。

世界の春節~マレーシア~

日本ではお正月気分も落ち着き、気づけば2月。バレンタインデーのデコレーションで盛り上がる季節。でも所変われば、まだ「年末」で新年を楽しみに待つ人々がたくさんいますよ。

そう、春節(旧正月)です。アジアの多くの国々では、旧正月に向けて盛り上がりをみせています。春節とは旧暦の正月のこと。2013年は2月10日(日)です。

ところで春節を祝うのは中国だけでしょうか?

いやいや、違います。台湾、韓国、北朝鮮、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、インドネシア、モンゴルと多くの国でも休日となって祝われています。またアメリカ、ヨーロッパなど世界各地のチャイナタウンでも春節を祝ってにぎわいをみせます。横浜中華街もそのひとつです。

さて、今回はマレーシアの春節の様子をレポートしましょう。
マレーシアは主にマレー系、中華系、インド系からなる多民族国家で、各民族のイベントがすべて尊重されているので、西暦1月1日のお正月に加え、それぞれのお正月があり、なんと年に4回もお正月があります。中華系にとって一年で一番楽しみなのがこの春節ですね。

クリスマス明けから1月1日にかけては全く装飾もなく、お正月の雰囲気がないどころか、有名ホテルでさえクリスマスツリーが出しっぱなしで、正月の文字は日系のフリーペーパーの広告のみ。日本人にとってはちょっぴり寂しい年末年始であった一方、1月中旬になると、一斉に街は赤一色に様変わり。

スーパー、デパート、ショッピングセンター。どこに行っても春節ムードに溢れ、春節用のプレゼントがいっぱい並べられています。

豪華なギフトセット。中身はお菓子が数種類に、高級なお酒やツバメの巣などが入っているものも。金額は、日本円で3000円ぐらいから3万円を超えるものも。結構なお値段です。

たくさんのお菓子が売られています。
旧正月には、日本のお正月と同様、家族で食卓を囲んだり、親戚回りをするので、訪問時や来客用にたくさんのお菓子が必要なんですね。

左上:パイナップルタルト。ベーカリーやスーパーでお馴染みの定番のマレーシアのお菓子。春節用にいつもよりちょっぴりお洒落にラッピングされています。
右上:フォーチュンクッキー。さくさくとした薄焼きのクッキーの中にはおみくじが。
左下:みかん。日本の門松のように、お飾り用と、贈答用が売られています。
右下:スーパーにあったお餅のお菓子。どんな味なんだろう・・ちょっとチャレンジする勇気が出ず。

さて、マレーシアの旧正月料理で目玉となるのはイー・サン(魚生)でしょう。中国本土にはないマレーシア独特の一皿です。
大根、ニンジンなどカラフルな野菜に、くらげ、しょうが、クラッカー、香辛料などが盛られた上に、刺身(サーモンや白身の刺身など)が散りばめられた一品で甘酸っぱいたれをかけていただきます。魚生という割に刺身の量は少なく、海鮮サラダのような感じでしょうか。

この料理は、前菜として一番始めに提供されますが、いきなり食べてはいけません。大切な儀式があるのです!

その儀式とは?
まずは乾杯をしたら、みんなで一斉にお箸をイー・サンに突き刺します。 そして中の食材をできるだけ高く持ち上げ、願いごとを言いながら混ぜます。 高く持ち上げて混ぜた人ほど今年の運が高まるのだそうです! マレーシアンチャイニーズらしい、にぎやかで楽しく一風変わった習慣ですね。

新聞にもイー・サンの話題、広告がたくさん。老舗レストランの今年のスペシャル・イー・サンの紹介や、予約注文、宅配サービスの宣伝など、日本でいうクリスマスケーキかおせち料理のような扱いでしょうか。スーパーにはイー・サンセットも。

日本で春節気分を味わいたくなったら・・?
横浜中華街に足を運んでみましょう!

reportedby 菅原研究所 和田麻紀子

GI値

前回ちょっと子どもの切れやすさや、大人の突発的な暴力、DV、犯罪などが実は食べ方とも関係しているのだと私の実験からお伝えしましたが理解できましたか?

多分今ではかなり日本でも、欧米でもGI値という概念が伝わってきていて、血糖値をフラットにするものと、上げやすいものという数字が発表されてきていて、その結果、玄米はすごくいい食べ物だという流行が、このGI値という考えの延長上で普及しているのだと思います。

私の実験は1980年代で、自慢もおかしいですが、まだGI値(グリセッミックインデックス)を考案したアメリカのデビッドJ ジェンキンス 博士と同時期の仕事でした。 そのころ、きれる子ども、切れやすい大人の行動と、食べ物が関係しているのだとは、日本では誰一人考えていなかった時代でしたから、私の出した講談社の「子供の非行は食べ物が原因だった」という本は、科学者にはまだ受け入れにくかった時代でした。

さてこのGI値には間違いがあるので、それは注意しなければいけないところです。 砂糖は半分が果糖(フラクトース)というブドウ糖(血糖値を上げるもの) とは違う構造をしていますが、でも消化される途中で酵素によってブドウ糖に変わるので、実際にただある食品中のブドウ糖だけを表から計算して、動物実験をしてないものは、間違いを表の中に平気でいれてしまうことになります。

果物ジュースはGI値が低い!!からヘルシーではなく、結構飲む量によっては血糖値を上げてしまいます。 砂糖、グラニュー糖も表の中では 50。つまり血糖値を上げにくい部類に入りますが、実際には食べ物は、液体状か、ボリュームがあって噛まないと食べられないものかによって全く消化のスピードが違うので、食物繊維が多く、自分の歯で30回、50回と噛んで味わって食べるものは血糖値を上げにくいのだというところはとても大事です。 砂糖は実際には私の実験でもわかる通り、1番血糖値を上げる悪者です。フルーツジュースも少しは上がり方は低いけど、血糖値を上げてはいけない糖尿病患者にはNGなのです。もちろんグラニュー糖の入ったジュースやコーヒーもNG.

参考にGI値を(ウィキペディア)からアップしますが、フラクトースはブドウ糖になっていくからこそ、テニスのトッププレーヤーがウィンブルドンの試合で食べている風景を私たちは見慣れているのです。速攻エネルギーになってくれないものでは途中で食べる意味はないですね。フラクトースの多いバナナでも筋肉や大脳でブドウ糖がカラカラの時には、バナナでそれを補い、フラクトースもすぐにブドウ糖に代わってくれるということを、一流選手は知っているのです。

~ 非行は食べ物が原因だった。② ~

朝食はパンよりもご飯のほうがよい
では、血糖値をパン食と米食、つまり、欧米型と日本型の食事の比較で見てみましょう。朝食を「砂糖の多いコーヒーとペストリーに目玉焼きのようなもの」ですませた場合と、「ご飯と味噌汁におひたし、焼き魚、海苔の和食」ですませて学校へいった場合と「砂糖を入れたコーヒーだけ」を飲んで学校へいった場合とを比べてみると、どんな生理的な違いが生まれてくるでしょうか。

以前、私は七名の大学生を使い、三週間がかりで血糖値の実験をしたことがあります。一週間目は同カロリーのご飯を食べ、次の週は同カロリーのパン、次の週は砂糖を同カロリー食べてもらいました。その結果、同じ人で、砂糖を食べた場合は、30分後に著しい高血糖を示し、逆に2時間もすると、砂糖を食べる前の最低の血糖値(100)をはるかに下回る低血糖(50)を示すことが分かりました。

これは、子供にも同様にあてはまります。つまり、朝食にコーヒーと牛乳やコーヒー1杯ででかけてきた子供は、朝食2時間後にはひどい低血糖症で、冷や汗、動機、決断力のなさ、精神の空白、集中力がなくなる、などの症状をもたらし、学校にいてもとても勉強どころではありません。また、実際に校内暴力の多い学校では、午前中の二時間目、三時間目の休み時間に、上履きのままで、学校の外まで清涼飲料水を買いに行く生徒が非常に多く、そうした空カンが老化にゴロゴロ転がっているありさまです。

次に、パンと米を比較すると、血糖値はパンの方が少しはやく下がっていく傾向にあります。つまり、この差は粉食と粒食の差といえますが、粉食のばあいは消化吸収がよく、腸内からブドウ糖になって吸収されるスピードが粒食の米よりはやいのです。 したがって、パン食のばあいは、食べてから約2時間半から3時間で、もとの低血糖にもどる傾向があり、学校でいえば、お腹がグーグーすいた状態で勉強に身が入らず、昼食をいまかいまかと待っている状態になると考えてよいでしょう。

こうした科学的な観点からみても、古くからの日本食は、血糖値をもっとも長く安定した状態に保つので、その分、食べ物のことを忘れていられるということになります。ここにも、朝食における和食が見直される原因があります。

昔風でんぷん質おやつのすすめ
では、具体的に低血糖をひきおこす食品にはどんなものがあるかみてみましょう。白砂糖を多く含んだアメ、チョコ、アイスクリーム、清涼飲料水などです。砂糖というものは、ブドウ糖と果糖からなりたっていますが、構造が単純なために吸収されやすく、一挙に高血糖になってしまうのです。

昔の子供たちは一日にたいてい一回のおやつしか与えられていませんでした。それなのに夕食の時間まで十分に満足して遊び、食事のときには、お腹がペコペコの状態でおいしく夕食を食べたのは、じつはデンプン質のおやつが持つメリットのためだったのです。 焼きぐり、ふかしたさつまいも、大学芋、お好み焼き、麦こがし、きなこアメ、ゴマせんぺいといった昔ながらのデンプン質のおやつは、腹持ちがよく、しかも子供たちの血糖値を長い時間にわたって安定した状態に保つのです。しかもそれらは、砂糖や塩分の含有量が、今のおやつよりぐっと少ないだけでなく、ずっと歯ごたえがあって、繊維を多く含んでいます。その上にビタミンやエネルギー含有量もずっと多いのです。

すでにおわかりのように、血糖値と現代っ子の食生活とは、ひじょうに密接な関係にあります。完食が多く、さらに砂糖の多い食事をするために、血糖値が急激に上がったり下がったりする子供が増えているからです。
子供の健康のために、そして非行児をつくらないためにも、この血糖値のことをぜひおすすめします。

【タイトル】~ 非行は食べ物が原因だった。① ~ イライラやけんかは低血糖が原因

空腹になると、なんとなく怒りっぽくなったり、落ち着かなかったりするものです。こんなとき、ちょっとでも食べ物を口に入れることによってイライラがおさまった経験をお持ちの方は少なくないでしょう。

このイライラの犯人は、じつは血糖値というものなのです。砂糖の含まれる量が非常に多いものを食べると、砂糖は小腸の上部で一気に吸収され、ブドウ糖に変わりますが、このとき砂糖はあまりにも吸収が早いために、血液中の血糖値が急上昇してしまいます。すると、血糖値が高くなったことがサインになって、インシュリンがドッと出てきます。 インシュリンには血糖値を下げる働きがありますから、こんどは逆に一気に血糖値が下げられます。しかもその下がり方があまりにも急なので、甘いものを食べる前の血糖値よりもずっと低い血糖値、つまり低血糖状態に陥ることになります。

この低血糖というのは、人間にとって非常に不快な心身の状態を作りだす厄介なものなのです。たとえば、目まい、冷や汗、イライラ、動機、集中力がなくなるなど、仕事や勉強の能率アップを妨げることばかり引き起こしてしまいます。 低血糖に陥ると、その不愉快な心身状態から一刻も早く抜け出すために、手っ取り早い血糖値の上げ方を、人は知らず知らずのうちにしてしまいがちです。例えば、その一つの行動が、甘いお菓子や清涼飲料水を再び口にほうり込むことなのです。そうすれば、確かに血糖値は、低血糖値から一足跳びに高血糖へと跳ね上がります。

しかし、こうして上げられた血糖値は、最初にお話したように、あっと今にふたたび低血糖に戻るのです。つまり、低血糖と高血糖の間を振り子のように、行ったり来たりしているのです。このようなことを繰り返して、その都度インシュリンの異常分泌が続くと、成人病の代表とも言うべき糖尿病になります。 また、インシュリンが過剰に分泌すると、それと同時にアドレナリンが過剰に分泌してしまいます。実は、これは人を攻撃的にさせるホルモンなのです。イライラや喧嘩を起こしたり、短絡的な判断で自分の非を認めず他人のせいにしたりするのは、このアドレナリンのせいなのです。

ひと言注意すると「メンツをつぶされた」などと称してすぐにカッとなって暴力行為に及ぶなどと言う、いわゆる校内暴力や家庭内暴力の原因の一つもこのあたりにあるのです。 実際に、非行児は普通の中学生の二倍以上の清涼飲料水を飲んでいるという調査データもあるくらいで、非行の大きな原因のひとつに低血糖がかかわっているのは間違いありません。

さらに、血糖値が急速に低下した場合には、脳にある酸素の消費量も並行して下がるので、たとえば間違ってインシュリンの薬を飲んでしまった場合には、急速な呼吸量の減少によって、昏睡状態に陥ってしまうことすらあります。 ところが、糖尿病になると、血糖値が倍くらいの高さになり、時には急に低くなったりします。血糖値が下がった時には精神が不安定になり、強迫観念に取り付かれたり、あらぬ妄想をいだいたり、冷や汗がでたり、精神状態がグラグラと揺れ動きます。こういうときに犯罪と結びついたり、交通事故に遭遇したりするケースが非常に多いのです。 アメリカのオハイオ州地方裁判所主席保護監察官であるリード女史のデータによると、収容されている犯罪者106人中、そのほとんどが血糖値異常者でした。

・・・『~ 非行は食べ物が原因だった~ ②』へ続く